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詩と小説
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「疲れてる」

言い訳に使っていい言葉じゃない

頑張ってないわけじゃないけど

私より頑張ってる人はたくさん居る

結果を出さなきゃ何もしてないのと同じ

でも
ちょっとだけ

疲れたなぁ
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嫌なことは忘れるに限る

そんなのわかってる

それなのに

頭の中をぐるぐる

ドス黒いものが

渦巻いていく

こんなの見たことないってくらいに醜く黒い

吐きそうだ

ああ

でも

胃には何もないのだ

それは
頭にあるのだ
大学に着いてから一限目が休講だということを知った

図書館でいつも座っている席に先客がいた

読もうと思ってた本が貸し出し中だった

二限目の授業がちょっと長引いた

割り箸を上手く割れなかった

三限目のノートを忘れた

チョークがよく折れるせいで教授の機嫌がちょっと悪い

バイトに明け暮れてる友達は今日もゼミに来なかった

帰りの電車を一本逃した

家に帰ると宅配便の不在届が入っていた

今日はそんな1日だった
 私には彼氏がいる。ちょうど一回り年上でサラリーマンの彼氏。友達は私と彼の年の差を言う。「本気じゃない。遊ばれてるだけ。」とも。でもそんなの気にしない。芸能界にだって年の差カップルは多いじゃない。別に年上の恋人がいるからって大人ぶったこと言いたいわけじゃない。実際、私たちにはどうでもいいこと。
 
 親には内緒。お姉ちゃんも今の私と同じ年の時に彼氏が出来たけど、お父さんが大反対してたっけ。ヤンキー全開の人だったから仕方ないか。結局はすぐに別れたみたいだけど。でも私の彼は違う。良い大学を出て、一流企業で将来を嘱望されてるんだから。
 
 セーラー服の私でも彼とはお似合いカップル。金曜日はデートの日。学校帰りに彼が勤めてる会社の近くにある喫茶店で待ち合わせ。彼を待つ時間がもどかしいけど、苦痛じゃない。手をつないで歩いても不自然じゃない。
 
 「好きだ」も「愛してる」もちゃんと言ってくれる。キスもそれ以上も。優しいだけじゃないところが堪らない。
 
いつかお揃いの指輪をする。私には彼しかいない。彼にだって私しかいないんだから。
 
 だから、これは嘘なの。幻覚を見てるだけ。
 
 今日は金曜日。いつもの喫茶店で彼を待ってた。さっき、彼から「仕事が忙しくて今日は会えない。」ってメールがあった。「仕事なら仕方ないか。」と思って店を出た。最寄りの駅に向かう途中、彼を見かけた。美人な女の人と一緒だった。お揃いの指輪をしていた。
 
 これは幻だ。
 
 彼の本命は私。「可哀想に、遊ばれてるだけよ。」そう思った時、その女性と目が合った。彼女は笑った。その瞬間、私は哀れな女になった。
少しでも可愛く思われたい

だから毎日頑張ってる

お化粧も
ファッションも
仕草も
ダイエットだって
いろいろ研究してる
食べる物にだって気を使ってるんだから

それなのに誰も言ってくれない
「可愛いよ」
その一言を誰もくれない

「私は可愛くない」
そう思うから
可愛くなれない
朝起きる度に
「仕事行きたくない」
と憂鬱で

寝る前には
「明日も仕事で嫌だ」
と悶々とする

毎日繰り返してる

あぁ嫌だ

どうしてこんなに嫌なんだろう

仕事中は目の前のことでいっぱいいっぱいだから何も考えずに済むのに

あぁもう寝なきゃ

あぁ今日も仕事行かなきゃ

働かなきゃ生活出来ないから今日も頑張るけど

嫌だ

いやだなぁ
本を読めば、なんとなく賢くなった気がする。そう、気がするだけだ。
得た知識など、すぐに忘れてしまう。キャパシティが少ないのだ。引き出しではない。ところてん式だ。新しい知識が次々と入っては、押し出される。
そんなことに気がついても、明日には忘れて、本を読む。そして賢くなった気がして、満足する。
腰まであった長い髪をバッサリとショートカットにした。
頭が重かったから。それ以外に理由はない。
ヘアケアが今までと比べものにならないくらいに楽でいい。
寝癖がつきやすくなったけど、ブローしたらいくらでも誤魔化せる。
アレンジだって、それなりに楽しめるし、長すぎて出来なかった髪型にだってチャレンジできる。
少し寂しくもあるけれど、なぜもっと早くに切らなかったのだろうか。
頑張ってるつもりでも

結果が伴ってないのならば
意味がない

私を評価するのは
私じゃない

「認めてほしい」なんて
結果を出した人間にだけ許されている言葉なんだ
いつでも帰れると思って場所も
今では私の入る隙間すらない
静かに拒絶しているよう

変わらないようで変わりゆくのは人だけではないのだと
教えてくれてるのだ

幼い頃の私の心すら呼び起こさない

この街の道も風も空も
すべてあの頃と同じだ
だけどもう私のものではないのだ

肌で感じる寄る辺のなさ

いつの間にか知らない街
になっていた

こは私の場所ではなくなっていたのだ
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